「ゲーム配信を始めてみたいけど、何を買えばいいのか分からない」
マイク、キャプチャーボード、Webカメラ、オーディオインターフェース……。 調べれば調べるほど機材が出てきて、「結局どこまで必要なの?」となりがちです。
ですが、最初から高価な機材を全部揃える必要はありません。
PCゲームを配信するだけ
→ PC・マイク・イヤホンまたはヘッドセットがあればOK
Switch・PS5などを配信する
→ 上記+キャプチャーボードが必要
顔出し配信もする
→ 上記+Webカメラが必要
この記事では、これからTwitchやYouTubeでゲーム配信を始めたい方向けに、 「本当に必要な機材」と「あとから買えばいい機材」を分けて紹介します。
この記事の「必要」は全員に同じ意味ではありません
配信機材は、PCゲームを配信するのか、Switch・PS5を取り込むのか、顔出しをするのかで必要なものが変わります。この記事では必須 / 条件付きで必要 / 快適性を上げるものを分けて考えます。
- ほぼ必須:配信できるPC、安定した回線、配信ソフト。実況するならマイクまたはヘッドセットマイク
- 条件付き:Switch・PS5など外部ゲーム機ならキャプチャーボード。顔出しするならWebカメラ
- 後からでよい:ライト、マイクアーム、2台目モニターなど
記事内の商品例はすべてを実機レビューしたランキングではありません。公開仕様と用途から「この条件なら候補になる」という形で掲載しているので、最初から全部そろえず、現在困っている部分だけ追加してください。
ゲーム配信に必要な機材一覧
| 機材 | 必要度 | 用途 |
|---|---|---|
| 配信用PC | 必須 | ゲーム・OBS・配信処理 |
| マイク | ほぼ必須 | 自分の声を配信に入れる |
| イヤホン・ヘッドセット | ほぼ必須 | ゲーム音・通話を聞く |
| キャプチャーボード | ゲーム機配信なら必須 | Switch・PS5などの映像をPCへ取り込む |
| Webカメラ | 顔出しするなら必要 | 自分の映像を映す |
| マイクアーム | あると便利 | マイク位置を調整する |
| 2台目のモニター | かなり便利 | OBS・コメント確認 |
① 配信用PC
まず必要なのがPCです。
PCゲームを配信する場合、ゲームを動かしながらOBS Studioなどの配信ソフトも動かすため、 ゲーム単体で遊ぶ場合よりPCへの負荷が大きくなります。
ただし、「配信を始める=すぐに新しいPCを買う」と考える必要はありません。 すでにゲーミングPCを持っているなら、まずは今のPCでOBSを動かしてみるのがおすすめです。
OBS Studioには初回設定時に環境に合わせて設定を調整する機能もあるため、 最初は現在の環境でテスト配信してから不足している部分を考えた方が無駄がありません。
いきなり「配信用PC」を別に用意する必要はありません。初心者なら、まずは1台のPCで配信する「1PC配信」で十分です。
② マイク|配信では映像より先に音を整えたい
個人的に、ゲーム配信でかなり重要だと思うのがマイクです。
映像が多少粗くても配信を見ることはできますが、 声が小さい・ノイズが大きい・何を話しているのか聞き取りにくい状態は、視聴者側からすると結構つらいです。
初心者なら、難しい接続が必要なXLRマイクより、 PCのUSB端子に接続するだけで使えるUSBマイクから始めるのが簡単です。
迷ったら:audio-technica AT2020USB-X
USB接続で使えるため、オーディオインターフェースを別に用意せずに配信環境を作りたい方に向いています。
「最初からある程度ちゃんとしたマイクを買って長く使いたい」という場合の候補にしやすいモデルです。
一方で、とにかく安く始めたいなら、最初はヘッドセット付属のマイクでも構いません。
配信を続けて「もっと声を聞きやすくしたい」と感じてからUSBマイクへ買い替える方法でも十分です。
③ イヤホン・ヘッドセット
ゲーム音をスピーカーから流してしまうと、その音をマイクが拾ってしまうことがあります。
そのためゲーム配信では、 イヤホンまたはヘッドセットを使うのがおすすめです。
すでに普段ゲームで使っているものがあれば、新しく買う必要はありません。
ゲーム用なら:HyperX Cloud III
ゲーム用ヘッドセットをこれから用意するなら、HyperX Cloud IIIのような定番ゲーミングヘッドセットも候補になります。
ヘッドセットならゲーム音を聞きながらマイクも利用できるため、 できるだけ少ない機材で配信を始めたい人には使いやすい構成です。
④ Switch・PS5を配信するならキャプチャーボードが必要
PCゲームだけを配信する場合、基本的にキャプチャーボードは必要ありません。
一方で、
- Nintendo Switch / Switch 2
- PlayStation 5
- Xbox Series X|S
などのゲーム機の映像をPCへ取り込みたい場合は、 キャプチャーボードを使用します。
現在選ぶなら:Elgato Game Capture 4K S
Elgatoの4K Sは、ゲーム機とPCの間に接続して映像を取り込み、 OBSなどの配信ソフトで利用できる外付けキャプチャーデバイスです。
Switch系やPS5など、家庭用ゲーム機を中心に配信したい方なら候補にしやすい機材です。
PCゲームだけを配信する方は、キャプチャーボードを買わなくても配信できます。 「配信者には必須」と思って購入しないよう注意してください。
⑤ 顔出し配信をするならWebカメラ
顔を映したい場合はWebカメラを追加します。
逆に言えば、顔出しをしないゲーム配信なら必要ありません。
定番モデル:Logicool C920s
まず普通に顔を映したいのであれば、フルHD対応のWebカメラから始めれば十分です。
最初から一眼カメラや高価なカメラ環境を揃えるより、 配信を続けることが決まってから映像環境をアップグレードした方が無駄がありません。
⑥ 顔出しするならライトも効果が大きい
Webカメラを買ったのに「なんか映像が暗い」「画質が悪く見える」という場合、 カメラそのものより照明不足が原因になっていることがあります。
高級カメラへ買い替える前に、デスクライトやリングライトなどで顔を明るくしてみると、 見た目がかなり改善することがあります。
顔出し配信なら、
- Webカメラ
- ライト
はセットで考えておくといいでしょう。
⑦ マイクアームは必須ではないけどかなり便利
USBマイクを机へ直接置くこともできますが、 キーボードやマウスを操作したときの振動を拾いやすかったり、 マイクを口元へ近づけにくかったりします。
そこで便利なのがマイクアームです。
マイクを口元へ近づけられるので、 マイク側の音量を必要以上に上げずに声を拾いやすくなります。
ただし、これは配信開始日に必須というほどではありません。 USBマイクを使ってみて不便を感じてから追加してもOKです。
マイクアームを買う前に確認する4項目
- 耐荷重:マイク本体だけでなく、ショックマウントやポップガードを含めた重さで確認します。
- 机への固定:クランプを付ける場所の天板の厚み、裏側のフレーム、壁との隙間を先に確認します。
- 可動範囲:モニターの横から伸ばすのか、上から下ろすのかを決め、画面やモニターアームと干渉しない長さを選びます。
- ケーブル処理:USBやXLRケーブルをアームに沿わせられると、机の上を整理しやすくなります。
設置するときのコツ
キーボードの真正面へ置くより、机の左右から口元へ向けると画面を隠しにくくなります。アームを常に限界まで伸ばすのではなく、少し余裕を残して届く位置へクランプを固定すると調整もしやすくなります。
⑧ 2台目のモニターは配信を始めると欲しくなる
配信を始めると、ゲーム画面以外にも確認したいものがかなり増えます。
- OBS Studio
- TwitchやYouTubeのコメント
- Discord
- 配信管理画面
- ブラウザ
これらをゲームと同じ画面で切り替え続けるのは結構大変です。
そのため、個人的には2台目のモニターは配信機材の中でもかなり満足度が高いと思います。
メインモニターにゲーム、サブモニターにOBSとコメントを表示するだけでも、 配信中の操作がかなり楽になります。
機材ごとの詳しい比較
初心者が最初から買わなくてもいい機材
配信機材を調べていると欲しいものがどんどん増えていきますが、 以下は最初から用意しなくても問題ありません。
- 高級オーディオインターフェース
- 高級XLRマイク
- 一眼カメラ
- グリーンバック
- Stream Deck
- 配信用とゲーム用のPCを分ける2PC環境
- 大型ミキサー
どれも便利な機材ではありますが、 配信を始めるために必要な機材ではありません。
まず配信してみて、
「この操作が面倒」
「もっと音を良くしたい」
「もっと映像を良くしたい」
という不満が出てから、その問題を解決する機材を買う方が失敗しにくいです。
配信スタイル別:最低限揃えるならこれ
PCゲームを配信する場合
- ゲーミングPC
- OBS Studio
- マイクまたはマイク付きヘッドセット
- イヤホン・ヘッドセット
これだけでも配信できます。
Switch・PS5を配信する場合
- 配信用PC
- OBS Studio
- マイク
- イヤホン・ヘッドセット
- キャプチャーボード
顔出しゲーム配信をする場合
- 配信用PC
- OBS Studio
- マイク
- イヤホン・ヘッドセット
- Webカメラ
- できればライト
私ならこの順番で揃えます
- 今持っているPCでOBSを動かす
- 手持ちのイヤホン・ヘッドセットを使う
- 必要ならUSBマイクを買う
- ゲーム機配信ならキャプチャーボードを追加
- 顔出しするならWebカメラを追加
- 配信を続けるならサブモニターやマイクアームを追加
この順番なら、配信を続けるか分からない段階で大量の機材を買わずに済みます。
よくある質問
Q. マイクは絶対に必要?
ゲーム映像だけを流すなら必須ではありませんが、 会話をメインにする一般的なゲーム配信ならほぼ必要です。 最初はヘッドセット付属マイクでも問題ありません。
Q. キャプチャーボードは絶対に必要?
PCゲームを同じPCから配信するだけなら基本的に不要です。 SwitchやPS5など、外部のゲーム機の映像をPCへ取り込む場合に必要になります。
Q. Webカメラは必要?
顔出しをしないなら不要です。 ゲーム画面+声だけでも普通に配信できます。
Q. OBS Studioは有料?
OBS Studioは無料で利用できる配信・録画ソフトです。 ゲーム配信を始めるなら、まず導入しておきたいソフトのひとつです。
Q. 最初から高いマイクを買った方がいい?
必ずしも必要ありません。 重要なのは価格よりも、声が聞き取りやすく、ゲーム音との音量バランスが取れていることです。 まずは手持ちの機材で配信し、不満が出た部分からアップグレードするのがおすすめです。
まとめ|最初から全部揃えなくてOK
ゲーム配信というと大量の機材が必要そうに見えますが、 実際にはかなりシンプルな環境から始められます。
PC+マイク+イヤホン・ヘッドセット
Switch・PS5配信
上記+キャプチャーボード
顔出し配信
上記+Webカメラ
最初から10万円、20万円とかけて完璧な環境を作る必要はありません。
まずは今持っている機材で1回配信してみる。
そのうえで、 「自分の配信で本当に困っている部分」から機材を追加していくのが一番無駄が少ないと思います。
今後このブログでは、マイク・キャプチャーボード・Webカメラなど、 実際の配信環境で使いやすい機材についても個別に紹介していきます。